寝がけの読書

もう長いこと、布団に入ってから本を読む習慣がある。

腹這って読んでいたが、そのうち背中が反った姿勢で読んでいては腰が痛くなってきて、腹の下にクッションを入れるようになった。
しばらくそうしていたが、クッションでも痛くなってきて、どうにかして仰臥位(仰向け)で読みたいと思い始めた。

 

その場合の問題は、本の支えかたとめくりかたである。
本を手で支えるのはつらいので、本を支える仕組みが必要なことである。しかも仰臥位では必然的に本はオーバーハングしている必要がある。
市販品を探してみたが、そんなものは販売されていない。

 

これは、書見台を制作せねばならない。必要な仕様は、
・読書中に本の位置を目に対して自由に位置決めできる
・本をオーバーハングして保持できる
オーバーハングした本をめくったとき、できればワンタッチでページを支えられる
・対象にする本は、文庫本と新書版だけにする(小さく作れる)

そんな構想で、写真のものをこさえて使用中である。

工夫したのは
・三次元空間位置に位置決めする(Y軸スライド、X平面へθ回転、パイプ上伸縮)
・本の向きを調整(書見台自体のθ回転可能、本の仰角をワイヤ長さで調整)
・そして何より、本の固定部分は転動可能にしたことが大きい。
  オーバーハングに耐える。比較的弱い押さえ装置でページを抑えられる。

最近、照明用にLEDスタンドを購入した。クリップで丸ポールに挟んでも固定できるので快適である。

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書見台